1920年代頃のWILSON製セーターのご紹介です。
イリノイ州シカゴに本社を置くウイルソン社は「アッシュランド・マニファクチャリング・カンパニー」という精肉業として創業し、1913年に精肉の際に出る皮やスジを再利用する形でスポーツ用品の製造を始めました。

1916年に当時の大統領ウッドロウ・ウィルソンにあやかって社名を変更するが法務局から「大統領と同じ名前では畏れ多い」と一度は申請を拒否され、しかし同社は「社長を「ウィルソン」という名の社員に変更する」という手で申請を認めさせたユニークな経緯があるスポーツメーカーです。

今回ご紹介するセーターは当方も初見のタグですが大きくWの文字が入る20年代頃の物になります。
襟部分もVネックの物より狭く、大振りのUのパッチはUTAH STATEの物となり色目は同校のスクールカラーになります。
肉厚のローゲージはアウターとしても防寒性があります。

コンデションは襟部分に小さなリペア跡がございますので画像でご確認ください
その他ウールの状態もよく100年前のセーターとは思えないコンデションを保っています。

WILSONの初期のセーターはまずお目にする事も無いセーターですので是非ご検討ください。